真鍮表札 インターフォンカバー
- schmied1535
- 2025年7月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年7月15日

オーダーをいただき、真鍮製の表札とインターホンカバーを制作させていただきました。
今回は、上棟前という早い段階でのご依頼でした。表札としてはかなり初期からの打ち合わせだったため、様々なデザインの可能性を探りながら、じっくりと進めることができました。
クライアントさまとのやり取りの中で、何度も出てきた「流動的」というキーワード。“流動的”とは、常に流れ動き、変化していくこと。
最初から完成形を決めすぎず、その時その時の会話の中からヒントを見つけて、イメージを広げていく。はじめに思い描いていたものとは全く違うものになってこそ、本当に意味のあるものになるのだと思っています。
良いものをつくるために、大切なのは「決めすぎないこと」。その柔軟さが、デザインに深みを与えてくれるのだと感じました。
今回も、半年ほどの間に何度かプランが変わり、結果的に、僕もクライアントさまも最初には想像もしていなかった、とても素敵な表札が完成しました。
このご縁に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

表札は、3mm厚の真鍮板から切り出して製作しました。
FB材を使わず板材から削り出したのは、インターホンカバーと同じ素材で統一するためです。見た目にはどれも「金色」に見える真鍮ですが、実は配合の違いによって微妙に色味が異なります。そのため、全体に統一感を持たせるために、素材選びには特に気を配りました。
角の部分は溶接で組み立て、内側をロウ付けすることでしっかりと強度を確保しています。なかでも、この「ピン角」はデザイン上のアクセントにもなっており、もっともこだわったポイントのひとつです。
今回は、インターホンカバーの穴あけも手作業で行いました。表札のやや不規則な刻印も、手作業ならではの味わいとして、ひとつの魅力になっています。



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